万葉集には、736(天平8)年に新羅へ派遣される大使安部継麿、副史大判三中ら一行が、風早の浦で船泊まりをした時に詠んだ歌が二首残っています。
それは、旅に出る時に妻から贈られた別れの嘆きを詠んだ歌を思いうかべて、夫が詠んだという歌だそうです。
祝詞山八幡神社境内には、風早の浦で詠まれた歌を刻んだ万葉歌碑と、その歌をイメージして建てられた万葉陶壁があります。
万葉陶壁は、風早在住の陶芸家・財満 進氏の製作で、縦3.6m、横5.4mもあります。左上には都の妻、中央には遣新羅使船の前に夫が立ち、互いを思いあう情景を表現しているそうです。
境内から、遠くに瀬戸内海を望みます。
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